草津・南草津【理学療法士による整体とトレーニング】Jump(ジャンプ)の木村です。
今回も整体トレーニングは肩甲骨伸展運動を説明していきます。
肩甲骨は背中にある骨の事です。
こんな骨です(青色で囲ってある部分です)
この肩甲骨を伸展させる(後ろに引き寄せる)動きで、猫背・肩こり・首痛改善に効果的な運動になります!
どんな筋肉が働くのかと言いますと・・・
僧帽筋と菱形筋が主に肩甲骨を後ろに引き寄せる役割があります。
まず、僧帽筋です!下の白黒の絵ですがこれが僧帽筋、実は僧帽筋すごく大きくて、他にもいろいろな働きをするんです!
確か名前の由来は僧侶の帽子のように外に広がっている様子から付けられたようです・・・おそらく・・
参考書籍:理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のための解剖学、渡辺正仁監修
次にカラーの絵を見ていただくと肩甲骨から背骨に向かって真横についている筋肉がありますね。
この筋肉は僧帽筋の真ん中の部分を書いております。この筋肉が肩甲骨を背骨に向かって引っ張ることによって肩甲骨を後ろ(背中側)に動かします。
参考書籍:運動療法のための機能解剖学的触診技術下肢・体幹、監修:青木隆明、執筆:林典雄より
次に、菱形筋です!
下の絵を見ていただくと先ほどの僧帽筋と違って肩甲骨から斜め上に背骨に向かってついている筋肉がありますね。この筋肉を菱形筋と言います。肩甲骨を背骨に向かって引き寄せる役割があります。ただ、それだけでなく肩甲骨を回旋させます(肩側が下に動きます)。斜めについてますからね。
参考書籍:運動療法のための機能解剖学的触診技術下肢・体幹、監修:青木隆明、執筆:林典雄より
それでは、これらの筋肉の整体トレーニングをやっていきましょう!
①椅子に座り、肘を曲げて姿勢を正す
②肩甲骨をを後ろ(背骨側)に引き寄せる
*肩が頭の方向に動かないようにしましょう!
*顎が前に出ないようにしましょう!
肩甲骨を寄せて力を抜くを10回繰り返しましょう。
*1回1回、脱力しながら行うようにしましょう!
*運動の最中や後に、肩や首が張ってしまうのはNGです!
肩に力が入りすぎて余計な筋肉まで使ってしまっている(肩をすくませる筋肉)ことになります。気をつけましょう!
結構きつい運動なので10回がしんどい方は5回から始めると良いと思います。
それではまた次回に!