草津市南草津【理学療法士による整体とトレーニング】Jump(ジャンプ)院長の木村です。
今回は太ももの前の筋肉(大腿四頭筋)の整体ストレッチです!
大腿四頭筋は知っている方も多いと思います。
参考書籍:解剖学アトラス第3版、越智淳三 訳より
この図の赤い筋肉ですね。大腿(太もも)の四頭筋(四つの束の筋肉)の事です。
この筋肉の役割りは膝を伸ばします!
こんな感じで膝を伸ばします。立っている状態だと膝が曲がらないように踏ん張る筋肉です。
この筋肉が弱くなってしまうと膝折れをおこしたり、階段や床から立ち座りの時の踏ん張りが利かなくなってきます。
この筋肉は四つの束に分かれています。内側にある内側広筋、外側にある外側広筋、真ん中をまっすぐ走る大腿直筋、その奥に着いている中間広筋の四つです。
この四つの筋肉の中で内側・外側・中間広筋は大腿骨から膝関節をまたいで下の脛骨に着きます。
参考書籍:理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のための解剖学より
ただ、大腿直筋だけ骨盤から始まって股関節をまたいで大腿骨、膝関節をまたいで脛骨に着きます。
参考書籍:運動療法のための機能解剖学的触診技術より
なので、大腿直筋だけ股関節・骨盤を動かす役割りもあるんです!
簡単に言いますと股関節を引き上げる役割りもあるんです!
この大腿四頭筋が縮んで硬くなってしまったら・・
膝が曲がりにくくなってきます。特に大腿直筋が硬くなってしまうと股関節も硬くなってしまいます。
簡単に大腿四頭筋(大腿直筋)が硬くなっていないか調べる方法を紹介します。
このようにうつ伏せに寝ている状態で片膝を曲げて、その足を手で持って踵をお尻に付ける事ができますでしょうか?
この動きが出来ない方や踵がお尻につくが腰が浮いてしまう方は大腿四頭筋が縮んで硬くなっている可能性があります。(個人差があります)
このような状態だと膝痛を起こしやすい状態だといえます。
また、大腿四頭筋が縮んでしまうと腰痛や股関節痛も起こしやすくなります。
特に、先ほど紹介しました大腿直筋です。
このように大腿直筋が縮んでしまうと骨盤についているので骨盤を下方向に引っ張ってしまいます。
すると、骨盤が前傾し、腰の反りがきつくなってしまい腰痛を起こしやすくなります。
また、股関節の動きも硬くなってしまいます。
それでは大腿四頭筋の整体ストレッチです!!
①横向きに寝て両足を丸めます。
②上の足首を持って、後ろに引っ張ります。
③その状態を20秒~30秒保ちます。
*膝痛や腰痛が出現する方は無理のない範囲で行いましょう
この整体ストレッチを左右1~3セット行いましょう。
この整体ストレッチは膝痛だけでなく腰痛や股関節痛の方にも有効です。
また、最初に両足を丸めるのは上方の足を後ろに引っ張った時に腰が反らないようにする為なんです。
腰への負担を減らす為ですね。
是非、皆さんやってみましょう!!