草津市南草津【理学療法士による整体とトレーニング】Jump(ジャンプ)院長の木村です。
今回は、股関節を動かす腸腰筋の整体ストレッチについてです!
参考書籍:運動療法の為の機能解剖学的触診技術より
腸腰筋は大腰筋と腸骨筋の2つを合わせて腸腰筋って言うんです。
図を見てみてください。
・腸骨筋は骨盤から股関節をまたいで大腿骨まで着いています。
・大腰筋は背骨から股関節をまたいで大腿骨まで着いています。
この二つの筋肉は股関節を前に引き上げる役割です。→だから二つまとめて腸腰筋って名前になります。
こんな感じです・・
でもこれらの筋肉は少し役割が違ったりするんです・・・
大腰筋は背骨から大腿骨まで着いていますね・・・
実はこれが大事なんです!
大腰筋は背骨についているので股関節を前に引き上げるだけでなく、体幹を動かす役割や腰椎を安定させる役割もあるんです。
股関節を引き上げて走ったり、歩いたり、体幹を安定させたりと非常に重要な筋肉なんですね・・・
そんな、腸腰筋が硬くなり縮んでしまうと・・・
股関節の動きが硬くなるだけでなく、腰への負担が大きくなってしまいます。
股関節が屈曲位(曲がった状態)で固まってしまうので、その状態で身体を起こすと腰を反ってしまいます。
また、大腰筋が硬く縮んでいるので背骨を下方向に引っ張ってしまい背骨(腰椎)や椎間板に圧力がかかった状態になり、腰痛や脊柱管狭窄症、腰椎分離症などに進行しやすい状態になります。
さて!この腸腰筋の整体ストレッチを紹介していきますね!
1:仰向けに寝ます
2:片脚を胸の方に引き寄せます
3:2の状態を20~30秒保持しましょう!
この整体ストレッチを両足とも1~3セット行ってください!
*この整体ストレッチは抱えた足とは逆の足側の腸腰筋が伸ばされます。抱えていない方の足(残っている足)が浮いてこないように意識しましょう!
*抱えている足の付け根が痛まない範囲で行ってください。
*腰痛がある方は、無理がない範囲で行ってください。